西日本支部主催 2024年度保全技術セミナー
「高経年化に向けた取り組み」

近年のブロック化する国際情勢と地球温暖化を受けて原子力発電への期待が高まっている。しかし福島後の原子力行政では規制が先行し、新増設などの拡充政策は後追いする形である。その様な中でエネルギー基本計画にうたわれる原子力発電の割合を充足するためには、既設発電所の稼働率向上と高経年化対応の重要性が増大している。この状況を受けて国は運転開始後30年以降の保全サイクルから、発電所の施設管理実施計画に長期施設管理方針を反映するなど、長期の稼働に対応する方針である。西日本支部に属する電力会社には運転開始後40年に近い原子炉が多く、高経年化保全の拡充とその促進は待ったなしの状況にある。
今回の保全技術セミナーでは、長期運転とその保全に向けた最新の取組みについて講演を受けて、今後の長期保全とその安全性に反映することを目的とする。
基調講演には、関村直人氏(東大名誉教授・工学系研究科上席研究員)から「継続的な安全性向上への総合的な視点と安全規制」というテーマで講演を頂き、次に原子炉材料の専門家である鈴木雅秀氏(長岡技科大名誉教授)からは、「高経年化の規格基準策定活動と照射脆化の論点」のテーマで講演をしていただく予定にしている。最後に九州電力担当者から九州電力/加圧水型炉における高経年化対応の技術論について講演していただく予定としている。またセミナーに先立って施設を見学することとしている。

日  時 2024年10月31日(木) 
8:50(集合)~16:00(解散)
場  所 九州電力(株)玄海原子力発電所
内  容 セミナーは、現地参加(対面)およびオンライン(Web会議システム)のハイブリット形式
施設見学会は現地参加(対面)のみ
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対  象 日本保全学会会員ほか
お問い合わせ先 日本保全学会 西日本支部事務局
TEL:0774-38-3482
E-mail:west.com*jsm.or.jp
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