ムーンショット目標10 キックオフシンポジウム
~未来社会を支えるフュージョンエネルギーの早期実現に向けて~

2050年という人類の未来が、地球環境と調和しながら活力ある社会であるために、フュージョンエネルギーという新しい技術を手に入れる――このことを目指して、ムーンショット目標10(以下、「MS10」)が2023年度に策定されました。
フュージョンエネルギーは、これまでのエネルギー技術にはない色々な特長を活かした多様な利用法が考えられます。燃料は、地球上に広く分布する(特に海水中に豊富に含まれる)「軽い元素」であることから、資源争奪のストレスが緩和され、広く世界が共有できる基幹的なエネルギー源となることが期待されます。また、コンパクトで強力なエネルギー源となる可能性があり、宇宙や深海などの新たな領域で活用できます。こうしたエネルギー源としての活用以外にも、核融合反応で発生する高エネルギーの粒子を利用する技術も提案されています。
この度、三つのプロジェクトが採択され、研究が始動します。その計画を紹介し、皆様からの期待や要望、さらにMS10のプログラム強化に向けたご意見を伺う機会として、このシンポジウムを開催いたします。奮ってご参加いただきますよう、お願いします。

プログラムディレクター 吉田 善章

日 時 2025年2月14日(金) 13:00-15:30
参加費/参加申し込み 参加費:無料
参加申し込み:事前登録制
開催形式 現地およびオンライン(ハイブリッド)
会 場 アキバプラザセミナールーム1および
オンライン(Zoomウェビナー)
言 語 日本語
イベントHP https://www.jst.go.jp/moonshot/sympo/20250214/index.html
Agenda ・開会挨拶 科学技術振興機構
・来賓挨拶 内閣府
・プログラム紹介 プログラムディレクター
・基調講演 内閣府/文部科学省
・プロジェクト紹介 各プロジェクトマネージャーより(敬称略)
 「革新的加速技術による大強度中性子源と先進フュージョンシステムの開発」
   奥野 広樹(理化学研究所 仁科加速器科学研究センター 核変換技術研究開発室 室長)
 「多様な革新的炉概念を実現する超伝導基盤技術」
   木須 隆暢(九州大学 超伝導システム科学研究センター センター長 主幹教授)
 「超次元状態エンジニアリングによる未来予測型デジタルシステム」
   星 健夫(自然科学研究機構 核融合科学研究所 教授)
・質疑応答
・閉会挨拶