はじめに
2009年の第6回学術講演会から毎回開催されている学生セッションは、今回で13回目を迎えることになりました。
本学生セッションは、学生と産業界(現場)との意見交換などの交流を通じて、学生の皆さんに「保全活動」に対する意識や意欲を高めて頂くことを大きな目的/特徴としており、多くの参加者やその関係者から学生セッションの価値や意義に対し、高く評価頂いております。
これから社会人となる学生の皆さんにとっては、自分たちの研究成果が産業界の現場ニーズの視点からどのように評価されるのかということは、大きな関心事であるとともに不安材料でもあると思いますが、新しい気付きや刺激を受けることで、研究者や技術者として成長する場として大きなメリットがあるものと確信しております。
今回は従来通りの対面形式での開催を予定しており、産業界を代表する評価委員や他学生との意見交換を通じて知見やネットワークを広げる貴重な場として活用して頂きたいと考えておりますので、学生の皆さんの積極的な参加をお願い致します。
応募要領について
学生セッションの概要
- 大学および大学院の学生を対象にしたセッションであり、発表を通じて学生の「保全活動」に対する意識や意欲の向上を狙いとしている。この視点から、口頭発表(オーラルセッション)に加えて、ポスターセッションを設けて発表内容についての審査員(産業界を代表する10名程度)とのコミュニケーション(質疑応答)の場を設けている。
- 審査は、オーラルセッション(発表+質疑応答)とポスターセッション(質疑応答)の2部構成となっており、両方の審査結果の総合点により表彰を行う。
- 万一、新型コロナ感染症の影響などによりオンライン開催となった場合には、発表や質疑応答などはすべてリモート環境にて実施する。
- 発表テーマ/対象は、原子力発電所等の保全活動への活用が考えられる技術であれば、原子力分野の研究に限らない。 大学で取り組んでいる様々な研究テーマを「保全活動への活用」という視点で整理して発表して頂くことを期待している。
- 応募者は、期日までに所定のフォームに必要事項を記載の上申し込みを行うとともに、発表者については、研究発表の概要(予稿)を別途期限までに提出のこと。
応募方法/期限
- 応募期間:4月28日(木)※必着
- なお、応募者数が多数で定員(12名)を超える場合には、先着順等にて締め切る場合があります。
- 発表者は、別途5月13日(金)までに、発表の概要(予稿)を提出する必要があります。
発表/審査要領
オーラルセッションとポスターセッションの両方に参加していただきます。
- オーラルセッション
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- プレゼンテーション(15分)+質疑応答(5分)
- 資料は、プレゼンテーション用の資料(pptなど)を準備のこと。
- ポスターセッション※評価委員は3チームに分かれて審査を行う予定
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- 審査員との質疑応答(20分程度×3回)
- 資料は、研究内容をポスター(~A0タテ)にまとめて掲示のこと。
- ポスターセッションについては、審査用の時間枠以外は、一般参加者や他の学生との交流や意見交換の場として活用下さい。
※発表者の数や学術講演会全体のプログラムとの調整により、発表時間や質疑応答時間が変更になる可能がありますが、その場合は事前に通知します。
審査のポイント
オーラルセッションとポスターセッションについて、以下の視点から審査を行う。- 課題に対する理解
ポスターオーラル - 研究テーマの背景となっている現状課題に対する問題意識や課題解決に向けての研究の意義などが正しく理解できているか。
- 研究内容
ポスターオーラル - 当該研究の目的/プロセス/成果を明確に提示出来ているかという視点に加えて、当該研究における発表者の役割や貢献度なども対象とする。
- プレゼンテーションオーラル
- 発表のわかり易さ、時間配分、質疑応答の的確さなど。
表彰
- 審査は、オーラルセッションとポスターセッションの両方について行い、その総合点により表彰(最優秀賞、優秀賞、独創賞、プレゼンテーション賞など)を行う。
- 審査結果の発表/表彰は、閉会式(7月15日 金曜日)に行う。