はじめに
日本保全学会では第18回学術講演会においても「保全現場からの声」の発表を募集する。現場第一線で業務を展開している電力会社および原子力事業者傘下の工事会社およびエンジニアリング会社またはその傘下の現場企業の若手技術者からの、「保全現場からの声」のセッションへの参加を募集する。
「保全現場からの声」セッショへの応募要領
募集の趣旨・意義
発電所のみならず、様々なプラント運転の現場では、その安全確保は大きく保全に依存している。特に、原子力発電所における“原子力安全”の確保は現場の活動によるところが大きい。従って、安全のより一層の向上に向けては、現場第一線で活躍する技術者モチベーションの維持が重要である。特に若手技術者を中心とする保全に関する技術力の向上と現場への浸透を図ることは必要であり、意義がある。一方、多くの学会では、特に現場を預かる保全技術者の発表の場 はあるものの、制限もあり、容易に発表ができる環境にはない。そこで、日本保全学会では、論文予稿の形式ではなく、技術ノート程度の簡易な予稿と内容で簡単に発表を行える仕組みとして、現場で働く技術者による「保全現場からの声」への発表を募集する。
形式
- 予稿は、原則1頁とする。
- 発表は、PPTによるものとし10枚程度以下、10分以内とする。
- 学会員の連名があれば、学会員以外の発表も認める。
- 参加費は5,000円とする。
- 発表内容、発表の態度、工夫などを評価し、優秀なものを表彰する。
- 発表形式は、オンラインでの発表を原則とする。
※発表形式についてご希望がありましたらご相談ください。
応募方法/期限
応募期間:4月28日(木)※必着 <延長しました!>→5月12日(木)締め切り
対象者
対象者は、現場第一線で業務を展開している電力会社および事業者、その関連企業もしくは傘下の工事会社およびエンジニアリング会社またはその傘下の現場企業などの原則40歳を超えない年齢の若手技術者、および技術者を支える者とする。ただし、他の保全学会員の推薦があれば年齢制限を超えるものでも認めることとする。
評価と表彰
この趣旨により、発表を評価し、表彰する。保全現場で働く技術者による「保全現場からの声」への取組みを通じての保全技術力の向上と日本保全学会活動への貢献を顕彰し、保全現場の技術者のモチベーション向上を図るため、「保全現場からの声」賞として表彰する。
- 「保全現場からの声」での評価と選出 : 表彰委員会での選定結果に基づき、最優秀賞1名、優秀賞1名を選定する。更に、若干名の「奨励賞」を選出する。
- 選考方法 : 受賞発表を手順に従い評価し、「保全現場からの声」表彰委員会にて選考する。選考の方法、詳細は、別途制定した「表彰ガイドライン」によるものとする。
- 表彰 : 受賞者には、表彰状および副賞(トロフィー)を授与する。
- 審査結果の発表/表彰は、閉会式に行う。
- 参考:評価項目
- 新規性・独創性 : 発表内容に新規性・独創性はどの程度あるか。
- 実用性・有効性 : 発表内容の実用性・有効性はどの程度あるか。
- 将来性 : 発表内容の将来性はどの程度あるか。
- 発表資料の工夫・分かりやすさ : 発表資料の工夫・分かりやすさはどの程度あるか。
- 発表・質疑応答における説明の分かりやすさ : 発表のプレゼンテーションや質疑応答の分かりやすさはどの程度あるか。
備考
「保全現場からの声」は、2021年の第17回学術講演会より、正式に日本保全学会の学術講演会のプログラムに組み込むこととなりました。
また、座長他から推薦のあった発表については、学会誌「保全学」の「現場からの一言」に寄稿を
お願いする場合がありますので、ご協力ください。
その他詳細は、日本保全学会ホームページ(第 18 回学術講演会)にて随時案内予定です。