第20回 保全セミナー

- AI導入による保全の技術革新(Part2) -

第20回保全セミナー

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発行

2020.02.20

価格

10,476円(税込み)

人工知能(Artificial Intelligence: AI)の開発や応用事例といったニュースを聞く機会が日毎に増してきました。その多くは、各自動車メーカーが開発している自動運転技術、音声による顧客対応を行うチャットボット等、残念ながら原子力および原子力保全以外の分野での活躍が目覚ましいようです。
第19回セミナーでも提言した通り、我が国の原子力産業のAI導入は、他産業は言わずもがな規制にさえも遅れをとっており、世の中からはAI後進組として位置付けられているでしょう。ほんの10~20年前の我が国の原子力産業は、建設・保全・材料・システム・計算機科学などの分野で世界の最先端を開拓していました。その成果が花開いた原子力ルネッサンスという華々しい時代もありました。
しかしながら2011年に発生した福島第一原子力発電所事故を発端に、我が国の原子力産業は急激に速度を失いました。事故から9年たった今でもその傷はほとんど癒えず、過度に保守的思考に陥り、過度に慎重な状態にあるように見えます。
そのあいだ、我が国の原子力以外の世界は、次々と新技術を取り入れ新時代への進化を遂げようとしています。その最たる例がAI技術です。
日本保全学会では、このような状況を改善するために、遅ればせながらAI導入の意義と効用の議論および情報収集活動に着手し始めています。本セミナーはその活動の一環です。
第20回セミナーは、我々が「どこにどのようにAIを導入すれば原子力の役に立つのか」というビジョンを互いに共有するために、第19回に引き続き「AI導入による保全の技術革新」をテーマとして開催いたします。参加者の皆様への最新情報と侃侃諤諤な議論の場をご提供することができれば幸いです。
最後に、講演者を始め、本セミナーにご協力頂きました皆様ならびに関係機関の方々に心より御礼を申し上げます。また、日本保全学会事務局の皆様には、企画段階から大変にお世話になりました。この場を借りて御礼を申し上げます。

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